#デザイナー3年本の予約特典トークイベントに参加した感想

イベント感想

こちらの記事は昨日3月13日(土)に行われた、書籍「デザイナーが最初の3年で身につけるチカラ」の予約特典トークイベントの私個人の感想をまとめたものです。

トークイベントの概要

まずは書籍「デザイナーが最初の3年で身につけるチカラ」について。

株式会社NASUが執筆した、デザイン会社の現場で起こりがちな「あるある」を新人デザイナーの目線で疑似体験できる本です。

新人が直面する様々な壁に対し、AとB、2つの選択肢のどちらを選ぶかによって天国にいけるか地獄に落ちるかが決まります。ゲームブックのような構成になっていて、実際の現場で必要となる仕事力を楽しく学ぶことができます。通称「#デザイナー3年本」。

Amazonページはこちらから:https://www.amazon.co.jp/dp/4802614616/

この本の発売を記念し、Amazonの予約特典としてトークイベントが開催されました。
登壇者はこちらの4名です。

株式会社スピッカート代表取締役社長の細尾正行さん(@MasayukiHosoo
株式会社クオートワークス代表取締役社長のムラマツヒデキさん(@muuuuu_chang
株式会社NASU代表取締役社長の前田高志さん(@DESIGN_NASU
株式会社インジェクターイー創業社長の寺本恵里さん(@Teramoto_eri

…こんな豪華なメンバーが集まるイベントはそうそう無いのではないでしょうか?
デザイン会社の社長が「デザイナー最初の3年間」についてトークをしてくださるということで、楽しみに現地参加してきました!

印象に残っていること

イベントはデザイナーの最初の3年間に関するいくつかのトークテーマと、視聴者からの質問を中心に進められました。いくつか印象に残っていることを書きます。同じデザイン会社の社長といっても、会社や社長によって様々な回答があり大変興味深かったです。

※自分のメモと記憶を元に書いているので、回答内容は正確でなかったり私の解釈で書いている部分があります。あくまでもこんな感じだったよ、という風に捉えてください。

失敗したときのメンタルの保ち方

ムラマツさん:(失敗のリカバリとして)自分にできることとできないことを切り分ける。できることをやっていたら、あとは自分の手の届かない範囲なので気にしない。
細尾さん:失敗してもまだ負けていないと思う。諦めなければいつか勝つというマインド。
寺本さん:
①忙しくする。暇だと失敗のことを考えてしまうが、過ぎたことなので時間がもったいない!
②まだ目標までの途中の道のりだと思うこと。失敗した時点で終わりではない
③数をたくさんやる(選択肢をたくさん持つ)。その中の1つが失敗したとしても他がある

失敗を引きずり、くよくよ悩んでいる状態って結局は何も解決しない。事象と感情を切り離して、できることに目を向けて次はどうしたら上手くいくか?を考えるべきだと解釈しました。寺本さんの「忙しくする」については皆さん共感されていました。

実務経験3年とはどういう状態か(3年で身についていてほしいこと)

細尾さん:仕事をしていく中で起こったあらゆることから学び、それを活かすことのできる体質を持つこと
寺本さん:仕事を作業として捉えるのではなく、一つ一つにがむしゃらであってほしい。
前田さん:自分で全部仕事を回せる状態。自分がプロジェクトに1番詳しい状態。

デザイナーの求人でよく見かける「実務経験3年以上」というワードですが、技術的な面を求められていると思いがちかもしれません。(デザインがすごく上手いとか)(私もそうでした)
デザインスキルがあることが前提で、プロジェクトに対する責任を持てること。仕事に対する真摯さみたいなものが求められているのかなと。実務経験3年はもう一人前、プロフェッショナルとして自覚を持つこと。

デザインの知識や概念と技術、どちらを優先するか

ムラマツさん:手を動かす方を優先。手を動かすといっても、レベルの低いうちに自主制作で自由にやるよりも、美しいデザインを観察して再現できることが必要
細尾さん:採用時に見るポイントとして、手数がかかっているかどうかを見る。ぱっと見で良いデザインを作れるかどうか
寺本さん:社員によく言うのが、「手よりも目を養う」ということ。デザインの参考を集めるにしても、集めた参考がダサい時がある。

知識(概念)と技術、もちろんバランスよく両方あるに越したことはないと思いますが、「良いデザイン」を見極め、自分の技術として吸収することが大事なんだな、と思いました。
巷に溢れているデザインはプロが作っているものもあれば素人が作ったものもたくさんあるので、まずは確実に良いデザインだろうという信頼のあるところを参考にする必要がありますね。例えばWebデザインギャラリーなら現役のデザイナーが運営してるサイトを参考にしたり、デザインの年鑑を見て「良いデザイン」とは何か、分析するなど。
理論だけ持っていて作るものに魅力がないとがっかりするというお話には共感しました。

感想

まだまだ他にもどんな人と働きたいか?というお話や、社長として気をつけていることのお話などたくさんありました。

個人的に気になったのがSNSの話です。イベントの中で、なんでも良いから発信を続けたほうがいい、というお話が出ていたのですが、現在私もInstagramで2024年2月から毎日、15〜30分で何かしら作って投稿するということを続けています。目的としては、①なんでも良いから継続して自信をつけたい②デザイン力UPという2点です。

ただ、悩んでるのが「自分が作るものはなんかダサいなあ…」ということでした。ピンタレストなどで素敵だなと思ったデザインを参考にしたり自分で思いつくまま自由に作ってみたりしていましたが、今回のイベントを受けて、自分のスキル的にまだまだなので、まずは美しいデザインを再現する方向で続けてみようかと思っています。

二次会にも参加させていただき、直接お話しできる機会もあり大変有意義なイベントでした。ただ緊張し過ぎて全然話しかけられなかったのでそこがめちゃくちゃ反省です。。雑魚メンタルを捨てたい。

今回のイベント、事前に本を読んだ上で参加させていただいたのですがトークの内容と本の内容で共通する部分もたくさんあり、本当に実践的な内容になっているんだな、と改めて購入して良かったと思いました。これから何度も読み返す本になりそうです。
↓前田さんに本へのサイン似顔絵ステッカーをいただきました。似顔絵、嬉しい!

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